質問
子どもの養育費としていくら支払ってもらえれば(いくら支払えば)よいのか、分からない。
答え
養育費とは、未成熟の子どもが、独立の社会人として成長自立するまでに要する総ての費用(衣食住の費用、教育費、医療費、適度の娯楽費など)のことです。なお、「未成熟」とは、必ずしも未成年のことではありません。成人した子でも、学校に通っており、安定した収入が無い場合などには、「未成熟」とされることがあります。
養育費については、夫婦のそれぞれの収入に一定の指数を掛け合わせて一応の額を算出し、これに事案ごとの特殊事情を考慮に入れて微調整するという手法がとられています。
子どもの人生をも左右する可能性のある重要な事項であると同時に、養育費を支払う側にとっては、離婚後の生活に重大な影響を及ぼす事柄であるので、専門家である弁護士の助言を得ながら、慎重に合意の形成を目指すべきでしょう。